投資の基本は楽をしないこと? 

市場のブレイクアウトを示すグラフ

最近、ある面白いことに気がつきました。成功者はすべからく、楽々暮らせるように、努力をしているということ。これは、事業の構築から、フリーランスとしての駆け出し、そして、もちろん、投資にもつながる大事な哲学です。 

あなたは、成功することに興味をお持ちでしょうか。もしそうだとしたら、なぜ、成功を求めるのでしょうか。その先に何を思い描いていますか?お金があれば、楽して暮らせる、ということでしょうか。もしそれをお望みなら、成功とは逆に向かっている可能性があります。 

たしかに世の中には、楽をしたい、という目標を持って成功した人もいるかもしれません。しかし、面白いもので、成功している人の多くは、人一倍努力をしています。しかも、それを楽々やっているように見せるのがうまいものです。だから、私たちが見ていると、「あんな風に楽にできるなら、いいな」と思うのです。 

実際には、努力を惜しまない、むしろ、こまめにちゃんと仕事をやる人が成功を掴んでいます。ですので、楽して暮らすという価値感を軸に据えて、彼等の境地を目指すと、大きな理想と現実のギャップに苦しむことになるかもしれません。 

どのような仕事にも、面倒な部分があります。それを避けて進んでいては何も始まりません。プロジェクトは停滞してしまいます。クライアントからの信頼は失墜。株式投資も同じです。何も考えずにボタンを押しているだけでは、それは投資としての意味を成しません。 

大事なのは、手間を惜しまないこと。しかし、私たち人間は、面倒なものを避けるようにプログラムされています。では、どうすればいいのでしょうか。答えは簡単です。価値感から変えること。楽をしたいという基盤が思考の根底にあると、その後にやらなければいけないあらゆるものに対して嫌悪を抱いてしまいます。困難な道になるでしょう。そうならないためには、投資をちゃんと学びながら手間をかけることを惜しまない、という価値感の構築から始めてみてください。