複利という概念を子供に教えることの重要性 

ノートパソコンの画面に市場グラフと金融チャートが表示されている。

複利という概念をご存知でしょうか。投資をやる人の間ではわりと当たり前の概念かもしれませんが、これを知らない人もいるようですので、今回ご紹介したいと思います。複利というのは、利益をさらに投資に回すことを意味します。 

100ドルを投資することで200ドルを手に入れたとします。軍資金が二倍になりました。投資としては、そのリスクにもよりますが、かなりのリターンです。 

あなたなら、この後、どうするでしょうか。るんるん気分で街に繰り出して、焼き肉屋でぱーっと行くでしょうか。それとも、貯金でしょうか。どちらもおすすめしません。なぜなら、せっかくの複利のチャンスをみすみす逃してしまっているからです。 

私であれば、手に入れた利益(ここでは100ドルです)をさらに投資に回します。そこから、さらに利益を獲得しようというアイデアに他なりません。利益が出たら、それを軍資金にする。これこそが複利の基本的な考えです。 

そして、この習慣を継続していきます。複利は、時間をかけるほど大きな効果をもたらします。数ヶ月、数年、いや、数十年と継続してください。時間の力と相まって、どんなに小さな元手からでも、相当なリターンを手にすることができます。しかも、圧倒的にリスクの高い賭けをする必要はありません。 

これが子供とどのように関係しているのでしょうか。勘の鋭い人はすでに気付いたかもしれません─子供が関係しています。子供の強みとは何でしょう。無邪気さ…ではありません。時間です。子供には膨大な(投資に使える)時間があります。 

そうです、複利の効果を最大化するには時間をかけること。だからこそ、子供が複利を早い段階から学んでおくことが重要なのです。子供がこれを自主的に学ぶことは簡単ではないかもしれません。学ぶ異議やインセンティブという面で、親が大事な役割を担うかもしれません。